この記事は30代の女性に書いていただきました。10代、20代などの閉経前の女性は痛風になりにくいですが、生活習慣があまりにも酷いとなる可能性もあります。
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私は30代後半の女性ですが、痛風と付き合って13年になります。痛風発作が出たのは20代ですので、女性であることに加え、この年代となると大変珍しいです(閉経後は女性でも痛風になりやすくはなります)。女性は女性ホルモンの関係で痛風にはなりにくいのですが、私は….。
痛風になる半年前に痛風に関する番組を見ながら、おはぎやポテトチップスを食べてました。食べながら、自分はならないよと一緒に見ていた友人に言ってました。
ある日、起きると右足の親指の付け根が痛いのです。
あれ?って思い、まさか、痛風?半年前、番組で見ていたので、すぐに「痛風」と言う言葉が頭に浮かびました。立つのも痛いですし、歩くのも痛いです。普段履いてるサンダルは履けないので、主人に大きいサンダルを買ってきてもらいました。
そして、そのサンダルを履いてすぐに病院に行きました。
治療が始める
病院で診察していただいたところ、先生は、
『あっ!これは、おそらく痛風です』
と言われました。
採血の検査で尿酸値を計りましょうと言われました。結果を聞きに行くと、尿酸の値は8以上あり、尿酸値を下げる薬と痛み止めを出されました。痛風の薬は尿酸値を下げる効果のあるザイロリックで、朝、夜とで1錠を飲んでいます。
また、痛み止めを出されましたが、2日目、3日目以降も痛かったです。腫れてパンパンになりました。お手洗い行く時なども、起き上がる時も痛いのです。杖が欲しいくらいでした。
先生からは「あなたの痛風の原因は肥満です。痛風と肥満は非常の関係が深く、肥満の人は痛風に限らず、糖尿病、高血圧などの生活習慣病も合併していることが多い。ダイエットも同時に行ってください」と言われました。
さらには「20代の女性が痛風になることはめったにありません。生活習慣の乱れは体型に現れます」というキツイ一言。
確かに160センチの身長に対して、80キロですので、痛風の原因が肥満と聞いてすぐに納得しました。痛風とはおじさんがなる病気だと思っていたので、まさか20代の私がなるとは思っていませんでした。
私が肥満になった理由
独身の頃は、そんなに食べても太らなかったのですが、結婚してからは夫の家族との同居のストレスから食事の量や間食が増えていきました。
結婚してから20キロは太ったでしょうか。よくある話だと思いますが、一般的に考えても太り過ぎでしょう。また、痛風になる要因としてストレスの影響も大きいので、「なるべくしてなった」という気がしています。
さすがに先生には家族の事情を話すわけにはいきませんので言いませんでしたが、もし言っていたのであれば「ストレスを減らしてください」と言われていたでしょう。
食生活の改善
痛風になってからは野菜や海藻を食べるように心がけています。野菜や海藻は尿に尿酸を溶け込ませる効果があり、毎食食べるように心がけています。外食する時は、必ず、野菜があるお店に入るほど念入りに野菜を食べています。
そして、プリン体が多い食品を一切止めました。一定期間「プリン体が多い食品」を壁に貼って覚え、これらの食品は食べないように心がけました。特にプリン体が多い食品を止めたからといって不便はなく、ストレスにもなりませんでした。
医師から言われたダイエットも実践し、80キロから10キロ痩せました。ただ食べる量を減らしたり、間食をしなくなっただけですが、半年くらいでスルッと痩せました。痩せたといっても標準体重からは遠く、まだ体重を減らさなくてはいけません。
その結果、20代の頃に比べて痛風発作の頻度は減りましたが、まだまだ生活習慣の改善は不十分で、これからも長く痛風とのお付き合いになりそうです。
[参考記事]
「肥満になると痛風になりやすいの?」
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