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痛風持ちの夫の尿酸値を下げるための工夫

この記事は40代の女性に書いていただきました。

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痛風はある日突然、「風が当たっても痛い」というくらいの激痛に襲われます。痛む場所は足の親指の付け根が多く、他にも手首や足首など関節に現れ、腫れを伴った痛みが生じます。そんな辛い痛みを伴う痛風に主人が罹り、毎日の食生活の改善を図った体験とおススメの方法をご紹介したいと思います。

毎日の食事で、ポイントを押さえるだけで、痛風発作が起こらなくなりました。そんな実体験をもとに気を付けたい食べ物や積極的に取りたい食べ物をまとめてみました。

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痛風になったら積極的に取りたい食べ物

痛風の原因は尿酸値が高い事です。尿酸値を下げる、または上昇させないための食事をする事で痛風発作が起きにくくなるとの事。

野菜:ほうれん草・大根・ごぼう・人参・里芋・さつま芋など

海藻:わかめ・ひじき・もずくなど

果物:バナナ・メロン・グレープフルーツなど

野菜や海藻、果物は尿をアルカリ化する作用があり尿酸の排泄を促してくれます。こういった食物を積極的に取り入れる食事をおススメします。大豆製品もプリン体が少ないため、豆腐なども良いでしょう。ダイエットに良い食事が痛風にも良い食事と思って良いと思います。

痛風になったら気を付けたい食べ物

痛風に一番大敵なのはアルコールです。アルコール自体尿酸値を上げてしまうので、アルコールは極力抑えたいところです。

その他、以下の食材も控えましょう。

魚介類:かつお・大正えびなど
肉 類:レバーやホルモンなどの内臓系
プリン体を多く含み、尿酸値を上げてしまう食べ物です。

痛風でも満足する食事の一工夫

でも、こういった事を実際に食事にしてみると、物足りないつまらない食事になってしまいます。今まで、レバーやアルコールが大好きで食べたい物を食べたいだけ食べていた主人にとっては、出家したお坊さんが食べる精進料理のようだったみたいです。

そんな物足りなさを感じて食事制限してもストレスが増すばかりななので、食べたい物を食べるための一工夫をご紹介します。

①肉や魚は下茹でしてから調理
尿酸値を上げてしまう食材に、レバーなどの内臓系とありますが、尿酸値を生成してしまう原因のプリン体は水溶性なので、まず下茹でしてから調理すると下茹でしない食材を食べるより摂取するプリン体を抑えられます。

②食べる順番を変える
食事に必ず海藻類や野菜類を出すのですが、肉や炭水化物を摂る前に最初に野菜サラダや海藻サラダ、海藻を使った酢の物などを食べてもらうようにしています。最初にレバーなどを食べるよりもプリン体の吸収が抑えられるようです。

③ポン酢を味付けで使う
お醤油や塩での味付けで食べるのは美味しいですが、少しでも尿酸の排泄を促せるようにポン酢を多用しました(ビタミンCは尿酸の排出を促す)。最初はポン酢だと少し物足りなさを感じるのでポン酢をかけた後に少し塩や醤油を使うようにします。

④ビールはプリン体0・糖質0・アルコール度数低めのものを
痛風でダメな物のもの代表のビールですが、どうしても仕事終わりのビールが止められない、ビールが楽しみの一つになっている方にとってはとても辛い制限です。

私も主人もビールが大好きなので、主人が痛風診断を受けてから飲むビールをプリン体0・糖質0・アルコール4%未満のものに変えました。もちろん、プリン体が0でもアルコールが尿酸値を上げるので注意が必要ですが。

⑤レモン水を飲む
レモン水が尿をアルカリ化する事で尿酸を排泄しやすくすると聞いたので、ミネラルウォーターにポッカレモンなどを小さじ2杯くらい垂らしてレモン水にして飲んでもらうようにしました。

⑥水分を多く摂る
水分を多く摂る事で尿酸を排出する量が増え、尿酸値が上がるのを防いでくれます。かかりつけ医の指導のもと、お水を1日2リットル以上飲んでもらう事にしました。

主人が痛風診断を受けてから、上記の事を実践し2週間後には尿酸値が正常に戻りました。今では痛風の薬も飲まず発作も一切起きていない状態です。

痛風にかかると、今まで好きだった食べ物を我慢して、食べたい物を我慢しなければならないと思ってしまいますが、プリン体も尿酸も体には必要な成分なので、バランスを重視し、食べすぎや飲みすぎに注意する事が一番大事な事だと思います。

痛風は食べていけないものはないので、量と食べ方の工夫さえすれば、ストレスを貯めずに改善されると思います。参考にしてみて下さい。

[参考記事]
「私の痛風体験記。3交代の工場勤務が原因?」

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