この記事ではウニのプリン体量、痛風の人がウニを食べても大丈夫かどうかを書いていきます。
痛風とはプリン体が尿酸に変わり、血管に溜まることが引き起こされますが、プリン体が少なければ痛風にはなりにくくなります。
勘違いしている人がいるのでお伝えしますが、プリン体は食べ物から摂り入れるだけではなく、体内でも発生します。細胞が新陳代謝していることはご存知だと思いますが、細胞が壊れて古いものから新しいものへ生まれ変わる際にプリン体を放出するのです。なぜなら細胞の核の原材料の一つにプリン体が含まれているからです。おおよろ、ここから発生するプリン体が8割占めます。
ですが食べ物や飲み物から摂り入れるプリン体も無視してはいけません。全体からすると2割程度の影響しかありませんが、普段どれくらい食生活に気を付けているかで変わってきます。私のように尿酸値が2.4mg/dlしかない人は全く影響はありません。しかし、6mg/dlの人であれば後少しで高尿酸血症の数値7mg/dlに達してしまいます。ですので、健康診断をやっているのであれば尿酸値の数値を気にして見て下さい。
ウニのプリン体量
ウニはお寿司で良く食べられている食材ですが、どれくらいのプリン体を含んでいるのか。帝京大学薬学部物理化学講座 薬品分析学教室によるとウニのプリン体は100g当たり137mgです(100g当たりのプリン体が200mgを超えるとプリン体が多い食材に該当します)。
寿司に乗っているウニの重量は約10gですので、プリン体量は13.7gになります。ウニ丼に乗っているウニの重さは70gくらいですので、プリン体量は96gくらいになります。1日のプリン体量の摂取量は400mg以下が望ましいとされているのですが、これくらいの量では問題ありません。
妊娠をしている妊婦さんはぜひウニを食べてください。ウニには葉酸が多く含まれていますので、胎児に良い影響を及ぼします。妊婦さんの場合、1日480μgの葉酸が必要ですが、ウニ70gで250μgの葉酸を摂ることができます。
葉酸不足が赤ちゃんに与える影響
では、葉酸が不足すると、どんな影響が出るのでしょうか。胎児の細胞分裂がさかんな妊娠初期(4週~12週)においては、先天性の疾患をまねく危険があり、特に、「二分脊椎症」などの神経管閉鎖障害の発症リスクが高くなると言われています。
また、授乳期においては、赤ちゃんの発育に遅れをおよぼすことが指摘されています。
LEAVE A REPLY