今回は豆乳のプリン体量について説明します。
豆乳は大豆から作られていますが、乾燥大豆100g当たりのプリン体量は約173mgです。100g当たりのプリン体が200mgを超えると「多い」という分類になりますので、大豆は決してプリン体が少ない食材ではありません。ですが、生の大豆を100gもボリボリと食べる人はなかなかいません。
市販の豆乳に入っている大豆はおおよそ8%から10%で、残りは水になります。豆乳と名乗るためには8%以上大豆固形分が入っていなければいけないのですが、市販の豆乳はだいたい8%です。
例えば一番有名な「おいしい無調整豆乳」の大豆固形分は8%です。10%以上大豆が入っている豆乳は濃い味がするので、すぐに分かります(スゴイダイズは大豆固形分10%)。ちなみに豆腐の大豆固形分も約10%です。
ですので、豆乳のプリン体の量は大したことはなく、100g当たり22mgです。これはプリン体の分類でいうと「すごく少ない」になります。痛風の人でも豆乳を飲んでも問題ありません。
ですが、気を付けなければいけないのが調整豆乳です。調整豆乳とは大豆固形分が6%入っている豆乳ですが、砂糖などで味が付いています。以前、「痛風と果糖や砂糖の摂り過ぎは関係がある?」で書きましたが、砂糖や果糖は尿酸値を上げやすい性質があるのです。また、糖質を摂りすぎることで肥満になり、痛風になる可能性が出てきます。肥満と尿酸値は見事に相関しているのです。
もちろん、気を付けるべきは調整豆乳だけではなく、砂糖が入っている商品全てが対象ですが、豆乳は健康に良いというイメージがあるので、飲みすぎに気を付けましょう。
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