この記事は30代の男性に書いていただきました。
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痛風発作が起こった2年前の出来事をお話しします。仕事から帰って来て、その日はかなり疲れていた事もあり直ぐに床に入りました。
ですが突然夜中に足が痛くて痛くて、堪らなく起きてしまいました。痛みは収まらず不安で不安でたまらなくなり、近くの医院で診察して頂こうと思い、次の日に来院しました。
患部を見せると直ぐに痛風と分かったのか、血液検査を勧められ、その場はそれで終了し、後日に結果を聞きにお伺いいたしました。
検査結果を教えて頂き、まず初めに医師から言われたことは、尿酸値の事です。通常約3~7の数値で収まっていれば正常なのですが、それを超える7.2の数値が結果で出ていたという事を指摘され、そしてそれにより痛風が発症している事を説明されました。
医師からは、今の状態を考えれば痛みを止める薬が必要という事もあり、ナプロキセンという痛みや炎症を止めるための薬を処方していただき、取りあえずそのお薬のおかげで痛みが治まりました。
出来るだけお薬に頼らない改善法を
病院へ行って痛風だと診断されてからは、出来るだけ薬に頼らない方法で改善して行こうと考えていました。そしてまず病気を知る事が大事だと思い、医師にこれからの事を相談し、どの方向で改善して行くかを考えて頂き、いくつかの提案を頂きました。
ですが、まず発作が発症しやすい状況である為、当面の間はその抑える薬「ナプロキセン」と併合しながら生活習慣を変える事を提案していただき、まずは食生活からの改善を図りました。
尿酸値が上がる原因となるプリン体が入っている食べ物や飲み物を制限しました。良く言われていることですが、食べ物ではカツオやレバーなどです。特に医師から制限を言われたのはビールをはじめとするお酒です。ビールはプリン体が含まれているからという理由だけではなく、アルコール自体が痛風には良くないとのこと。ですので、禁酒に踏み切らなくてはならない問題になりました。
私の大好きなビールはこうして辞めざる得ない状況になり、今までに無茶し過ぎた自分の行動を凄く反省しています。365日ビールを欠かしたことがないくらい大好きなのです。毎日、1日500ml缶と350ml缶の2本を飲んでいました。
自制した事で改善されました
痛風における対策を医師の指導の元、毎日のように続けていたことが功を奏し、尿酸値も基準内に収まるようになりました。そして最大の要因は痛風を発症して直ぐに対応出来た事が今の結果に繋がっていると感じます。
まだ、尿酸値は7.2で、基準より0.2gほど多いくらいですので、このまま生活習慣を改善していけば完全に治るのではないかと思っています。
それからも気を抜かずその病院の医師の所へ出向き、尿酸値のチェックや相談をさせて頂いております。この事がきっかけで毎年人間ドッグに通うようになりましたが、そこでまた血糖値が高いことを医師から指摘されました。
痛風を持っている人は糖尿病にもなっていることが多いことを医師から聞いて、根っこは生活習慣なんだなと納得できました。
痛風の事が無ければ、生活習慣もこれまでと変わらず、完全に糖尿病になる可能性も高かったため、本音を言いますと、痛風が見つかって良かったと考えています。
これからも健康維持のため
この時から2年経っていますが、尿酸値が6に下がり、一度も痛風発作は起こっていません。なのでたまに、思い切ってビールを飲みたい心境に駆られる事もあります。
しかし、また同じテツを踏まない為にも、ここはグッと我慢して自制しています。また知人からプリン体ゼロのビールを勧められたのですが、私自身本当に大丈夫なのか分からなかったため医師に相談したところ、「プリン体はゼロですが、痛風になり易い人にアルコールはお勧めできないです」との意見に従って禁酒は続いています。なので、アルコールとは、この際きっぱりと別れるつもりです。
[参考記事]
痛風とアルコールの関係
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