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痛風経験談 南さん編①私の痛風の原因は酒とストレス


この記事は38歳男性(南さん)に、痛風の体験談を書いていただきました。
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 これまでに2度の通風発作を経験いたしました。今回は、最初に通風発作を起こした時の事を書かせて頂きたいと思います。最初に通風発作を起こしたのは30歳の時でした。

 当時の状況としましては、

タバコ1日20本  (1箱程度)
第三種リキュール500ml 毎晩1本

が習慣だったのですが、その頃の私は、家庭と仕事の人間関係等のストレスで、うつ状態になっておりまして

タバコ1日40本
3種リキュール350ml 毎晩3本

と喫煙も飲酒も徐々に増えていきました。

 家族が寝た後に1人で落ち着ける時間が欲しいと酒を飲みながら夜更かしをする時間が多くなり、睡眠不足にもなっていました。

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痛風発作の発症

 発作を発症したのは、家庭や職場での悩みが解消され、気持ちが落ち着いてきた頃でした。法要の後の会食の時に懐石料理のエビが大量に残り、周りの方に言われるがまま、私が食べることになりました。その後、実家にもどり夕食で寿司を食べたのですが、ここでもエビが残り、私が食べることになりました。

 夕食後眠くなって2、3時間寝たのですが、目を覚ますと、なにやら左足の親指あたりが痺れ(しびれ)ていました。それから2、3時間後帰宅してからも痺れ(しびれ)が取れませんでしたが、朝起きたら治っているだろうとその日はそのまま寝たのです。

 翌朝起きると痺れが大きくなっていました。少し気になりながらもそのまま自家用車で出勤したのですが、会社で社用車に乗り換えるため車を降りようとしたら、足がつけない。私の通勤時間は車で30分ほどなのですが、その間に痺れが痛みに変わっていました。車を乗り換えるため降りてみるとわずかな距離を歩くのにも気になる痛みでした。

 足の痛みは気になりましたが、当日に仕事を休むわけにもいかず、そのまま現場に向かい作業をしていました。しかし、時間が経つにつれ痛みが酷くなり、昼の休憩時に靴を脱いで足を見てみると、左足の親指の付け根を中心にまんまるに腫れ上がっていました。脱いだ靴を履こうとしたら、靴になかなか入らないほどの腫れ上がりで痛みの質としては、じんじんする痛みと言ったら良いでしょうか。

病院で受診

 早退できなかったため同僚に事情を説明し、終業まで軽い作業で済ませ、帰宅後に近くの整形外科に行きました。

 診察を受けるまでは

「寝ている間に子供か誰かに踏まれたかな?」
「これ、骨折れてるかもしれない」

と思っていたのですが、診察が始まり、医師に見せると、

「あっ、これね、痛風。腫れ方に特徴があるんですよ、なんとなく肥満的というか、検査してみないと確実ではないですけど、ほとんど間違いないと思います」
と言われました。

 検査の結果が出るのは1週間後だったのですが、
「結果がでないと痛風の薬は処方できない」
「痛みがある間は痛風の薬を飲むことができない」
と医師に言われ、その日は痛み止めのロキソニンを処方してもらいました。

 1週間後、検査結果を元に診断を受け、医師に言われたのは「尿酸値の数値的にも痛風。フェブリク20という薬を処方しますので、痛みがなくなってから飲むようにしてください」(はっきりとは覚えていませんが尿酸値8以上でした)さらには「生活習慣と食生活を改善しないとだめです」と言われ、プリン体の多く含まれる食べ物のリストをもらいました。

 リストには甲殻類、レバー、干物、魚卵、アルコール類とくにビール等がありました。私は、甲殻類、魚卵、レバーといったものは元々好きではなく、自ら勧んで食べることはありませんでした。法要の日のエビは断れずほとんど無理やりでした。

 診断後はビールや第三種発泡酒などを飲まないようにし、焼酎に変更しました。本当はアルコール自体を止めればいいのですが…(アルコール自体も痛風には良くない)。タバコは1日20本で以前と変わりません(ストレスが多い時には40本を吸っていたので、それと比べると半分ですが)。そして、夜更かしを止め、なるべく睡眠時間を取るようにしました。

再診察

 それから1カ月後の診察の時に、リストにあった食べ物の大半は元々食べないことや、痛風を発症する前に大きなストレスを抱えていたこと等を話してみたのですが、

 「痛風は昔は食生活が原因で起きる贅沢病と言われていましたけど、最近では食生活や生活習慣ももちろんありますけど、ストレスが原因というのも増えているんですよ。
そのせいか、最近では20代でも痛風になる人も増えてます。」

と医師にいわれました([参考記事]「痛風はストレスがあるとなりやすいの?」)。また、過度のストレスから飲酒や喫煙の量が増えるのが非常に良くないとも言われました。

 そういった医師の話しを聞きましたが、家庭と仕事のストレスは痛風を発症した後にはほとんど解消していました。さらに、飲酒量、タバコの量を減らし、リストにあったプリン体が多い食品を控えた結果、1年ほどで尿酸値の数値も正常になり、薬と検査もなくなりました。本来は適度な運動もしたほうが良いようですが、私の場合体を動かす仕事ですので決まった運動は特にしていません。

続きは「痛風経験談 南さん編②痛風発作のために飲んだ鎮痛薬が効かず」

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