この記事は30代前半の男性に書いていただきました。
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初めての痛風発作
痛風発作が起こった日は前日から足に違和感を感じていた。時折、ピリピリとするような一瞬の違和感。当初はただの筋肉痛と思っていた。
翌朝、右足の親指付け根、(母指球)あたりに激痛がはしった。ペンチでつまんだような、強打したような未知の痛みであった。母指球は熱を持ち、腫れ上がった。立ち上がることも、ましてや歩くこともできず、ただ痛みに呻くだけ。トイレに行くこともつらい、眠ることもできない痛みであった。
まったく動けないためバイト先に休みの連絡を入れ近くの病院へ行った。「関節痛かな」と最初は思ったが、血液検査を受け、その後の血液検査の結果から「尿酸値が高い。痛風です」と診断された。痛み止めをもらい、何とか立てる程度に痛みを抑えたが発作が収まったのは一週間後だった。痛い間は足を引きずり、ズボンや靴を履くこともつらかった。
当時の私は居酒屋でバイトしており、賄いとして毎日のように焼き鳥、モツ鍋を食べていた。モツはプリン体が多く痛風持ちは控えるべきものだ。これらの食生活が引き金になったと考えてもよいだろう。また、それ以外でも若さゆえにラーメンやハンバーガなどを好み、健康的な食生活ではなかった。
二回目の発作はそれから3~4年後
仕事終わりにビールをのみ、コンビニの唐揚げなどを食べる不摂生な食事。痛風持ちに良いわけがない。さらには夏は灼熱地獄、冬は極寒の工場勤務、3交代の不規則さもあいまって体にはかなりの負担がかかっていたのでろう。
夏の暑さは汗により水分が奪われるため尿酸値は高くなる。冬の寒さは血行が悪く尿酸が足先にたまりやすくなるらしい。
投薬と通院
現在は通院しており、医者にもらった薬を毎日飲んでいる。飲んでる薬はフェブリックという薬である。
医者曰く『特に食べてはいけないとは言わない。しかし量には気を付けよう。あと水分』とのこと。
尿酸値は現在、7~9㎎/dlでかなり高い。今のところ合併症などはないが油断はできない。食べること、飲むことも好きなので、どうなることか。
毎日、朝夕に薬を飲み、とにかく水分を摂る。2リットル以上を心がける。TV番組で牛乳を飲むと尿酸を下げる作用があると放映されていた。
食べ物のプリン体ゼロにするのは難しいので、あまり気にしないでいる。何よりプリン体ゼロのビールはまずくてたまらんのだ。喉元過ぎれば熱さを忘れるで痛みが収まればすぐにビールやつまみを食べたくなるし、食事も独り身の悲しさかあまりバランスが取れているとはいいがたい。
予防方法はあるか?
痛風はメジャーな病気なので噂話レベルの民間療法もある。コーヒーがいいとかヨーグルトがいいとか近所のおっさんが言ってるレベルの話も転がっている。一番確実なのは病院で処方される薬を確実に飲んで、通院し血液中の尿酸値を監視することだ。
あとは食事に気を遣うことである。悲観的に考えたくなるがポジティブに考えてダイエットや生活習慣の見直しの機会として考えること、中年以降の生活習慣病の予防も兼ねるんだと思えばモチベーションも保てるであろう。痛風は生活全般を見直すことが最高の予防になるのだ。
[参考記事]
「痛風により腎臓が悪化」
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