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尿酸値は8ですが、生活改善の効果で薬を飲まず2年痛風発作なし

 

この記事は40代の男性に書いていただきました。

……….

 40代の男性です。中肉中背でお酒もタバコもやりません。ただ仕事が多忙なため、平日の昼食と夕食は、ほぼ毎日外食という生活です。外食では野菜を全く食べておらず、カレーやカツ丼など太りそうなメニューばかり食べていました。

 以前から人間ドックの結果が出るたびに尿酸値が高く、医者からはアロプリノールを飲むように言われていました。その頃の尿酸値は8mgを超えていました。尿酸値が7mg以上になると高尿酸血症と診断されますが、それを上回っていました。

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1.痛風発症

 叔父が痛風を患っており、遺伝で自分もそういう体質なのかな、と感じていましたが、あれは春でした。ゴルフに行く前日、夜中に痛みがやってきました。なんとなく右足の親指の付け根が痛いなと思いながら寝ていて、だんだん寝ているわけにはいかないほど痛んできました。

 痛む親指の付け根を見るとうっすら赤みを帯びていました。そして若干腫れぼったいように見えました。その時点での痛みは激痛というほどでもなく、まだ自分で運転ができるぐらいでしたので、車を運転して救急病院に行き、すぐに痛風、と診断されました。

2.痛みの強さ

 帰宅後、それからが痛くて痛くて、足を上げていないといられないほどになりました。血液が流れる波にあわせてズキズキと痛みます。骨折した時よりも痛いと言われる痛風ですが、言葉で表現するには限界があります(私は骨折をしたことがないので比べられませんが…)。

 靴下は履けませんし、靴ももちろん無理です。そして足を床につけることができないほどの痛みがあり、歩けません。トイレに行くのにも歩けず、苦労したほどです。

 ですので、当然、ゴルフに行く予定はキャンセルとなりました。

3.治療方法

 発症した直後はアロプリノールのような尿酸値を下げる薬はダメだそうで、医師から処方された痛み止めのみを飲みました。最近では効き目のある痛み止め薬が出てきているようですが、人によって効き目は様々でしょう。

 私の場合、飲んだ後もすぐには効果は無く、その日はずっと痛いままでした。その後、痛みは徐々に和らいでいきましたが、1週間ほどでなくなりました。

4.発症後

 一般的には一年もしくは半年後ごとに痛風発作を繰り返すケースが多いです。発作の頻度も頻繁になり、症状が慢性化してくると膝に痛みが出る人もいます。

 私の場合、毎日100mgアロプリノールを飲み続けるよう医師から指示を受けましたが、服用していても年に一度は発症することが続いたので、投薬に疑問を持ち、思い切って自分の判断で薬を止めました。

 日本は薬を処方する期間が薬事法に定められていないにも関わらず、一般的に日本の医師は1ヶ月分程度しか薬を処方してくれないため、平日は仕事がある私にとっては通院もかなりの負担になっていたことも事実です。病院に行くために月に1回会社を休まなくてはいけない状況は立場的にも無理でした。

5.現在

 現在では薬を全て止めています。その代り、生活習慣を改善しました。まずはできるだけ新陳代謝をよくするために毎日必ず2リットルの水を飲んで、トイレに頻繁に行くように心がけるようにしました。もちろん、尿酸を排出するためです。あとで思い返すと、発症した時期は、水分をほとんど摂っていないことに気づきました。

 それと、外食が多いという食生活は変わらないのですが、なるべく野菜や海草類を食べるように心がけています。これらも尿酸を排出しやすくするためです。

 加えて運動も必ず欠かさず行っています。仕事が多忙なため、スポーツジムなどに通うことはできませんが、1日10,000歩以上を万歩計で測って歩くようにしています。

 エレベーターなども使わず、階段があるところは階段を一段とばしで登ります。歩数が足りない場合は、帰宅時にいつも下車する駅のひと駅手前の駅で下車し、ひと駅分の距離を歩くようにしています。激しい運動は逆に痛風には良くないので、軽めの運動を取り入れています。

 以上のような生活習慣を2年続けていますが、体重が5キロ少なくなりました(肥満と痛風は関係があります)。

 その後一度も痛風発作はありません。私にはこの習慣がとても合っているように思います。薬に頼らずに発症を防ぎたいと思っている方は 試してみるのはいかがでしょうか。身体も気持ちもすっきりとし、痛風も発症しない日々を送っています。

[参考記事]
「痛風と食事の関係」

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