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お酒の飲み過ぎで30歳の若さで痛風に

この記事は30代の男性に書いていただきました。

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20代の生活

 20歳を超えたぐらいから、ビールの魅力にどっぷりはまってしまい、飲み会では必ず生ビールを5杯程度飲んでから次のお酒に切り替えるという飲み方をしていました。

 次のお酒に切り替えてもベロベロになるまで飲み続け最後はラーメンで閉める。という痛風にとっても、健康にとっても最悪な飲み方を繰り返していました。元々体育会系出身なので、注がれたお酒は一気に飲み干すこと、先輩に誘われたら断らないなどの習慣が染み付いており、中々それらの悪い習慣を改善することができませんでした。

30歳誕生日前の痛風発症

 痛風発作が起こったのは30歳の誕生日の前の日でしたので、よく覚えています。20代での飲酒習慣が抜けきれずに、出張先で居酒屋に入り、いつものようにお酒を大量に飲んでいました。居酒屋の店主も話に付き合ってくれて、その日はよろけるくらい飲んでしまいました。

 居酒屋の帰りに寝酒のビールを買って、シャワーを浴びた後にビールを飲んで寝ました。次の日、朝起きると右足の母子球にトンデモナイ激痛があります。その時は、しまった、酔っ払って釘でも踏んだのかもしれないと考え、足の傷口を探しました。しかし足を触っても何の外傷はありません。電気をつけてよく見ると赤く腫れているので、記憶はないが酔って転んで骨折したのかもしれないと判断しました。

 出張先での仕事を何とか終わらせて、靴下を履くのも辛い足を引きずりながら、車を運転して自宅に帰りました。アクセルを踏むのも辛いため、靴も靴下も脱いで足の小指でアクセルを踏んで帰りました。この時には痛風だとは少しも思っていないので、酔っぱらってこけたのに、そに記憶がない自分が情けないと考えていました。

整形外科での診察

 帰宅後すぐに整形外科に行って診察を受けたところ、骨には異常が見られないので、痛みを考えると痛風ではないかと告げられました。すぐに近くの内科に行くと「間違いなく痛風です。一応血液検査をするが、発作が起きている時は、尿酸値を下げる薬を飲むことはできないので、痛み止めで痛みを紛らわせて、発作が治るのを待ちます」とのことでした。

 血液検査の結果、尿酸値8.9だったので、痛風ということが確定し、薬を飲むか、痩せて節制をして自力で尿酸値を下げる生活をするかどちらかを選択してくださいと言われました。そして、「どちらを選択するにしても、お酒は止めた方がいいよ。アルコールは痛風に悪い。30歳の若さで痛風になるなんて」と念を押されました。

 私は、年齢もまだ若いということもあり、「一度薬を飲むと一生飲む必要がある」と言われたので、体重を落として尿酸値を下げるやり方を選択しました。

診察後の食生活

 痛風を発症した時の体重は79キロでした。身長が175センチなので結構太り気味の状態です。まず1ヶ月で10キロを減量することを目標にして、食生活を変化させました。

 どのように変化させたかというと、いつも食べているお米の代わりにワカメにしました。ワカメは栄養分も高いので健康を害することはないだろうと考えました。後から知ったことですが、海藻は尿から尿酸を排出しやすいと知りました。

 朝食はワカメと野菜だけ、昼食と夕食はお米をワカメに変更し、オカズは野菜炒めや肉or魚です。簡単にいうと今流行りの糖質制限ダイエットのような食事法です。そして先生の言う通りアルコールは痛風に良くないので当然、禁酒です。

 すると2ヶ月程度このような食事制限を行うことで最後は68キロまで減量することができました。11キロも体重が減ったのです。

 再び病院に訪れると2ヶ月でここまで痩せた私にびっくりしていました。しかし血液を検査して見ると、尿酸値はそこまで減少していなかったので、結局体質によって体重を減量しても尿酸値は下がらない可能性があることを伝えられました。「尿酸が作られやすい体質や尿酸を排出しにくい体質があるけど、詳しい検査をしないと分からない」とのことです。

現在の尿酸値

 結局薬を飲むことが嫌だった私は、病院の先生にあまり酒は飲まないから、自分で尿酸値を下げる工夫をして見たいからというお願いをして、定期的に病院へ検査に行っていますが薬は飲んでいません。

 それから、朝は野菜ジュース(市販のものではない自分オリジナルの)を飲み、そして、昼食と夕食は普通通り食べる。お酒もほどほどという生活を2年して尿酸値は少し高いですが、7.4程度に下げることができました。発症した時は、8.9ぐらいだったものが様々な工夫で年々下がって行っているので良かったです。

 痛風は年を取ってからなるものだと思っていましたが、私は30歳の若さでなりました。皆さんもお酒の飲み過ぎには注意してくださいね。

[参考記事]
「痛風とアルコールの関係」

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