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痛風の人はヒラタケ(平茸)を食べても大丈夫?プリン体量は?

 

 痛風や尿酸値が気になるときには、まず普段の食生活に目を向けることも大切です。尿酸のもとになるプリン体が多い食べ物を好んでいると、ますます痛風の危険性が高くなります。

 尿酸値を下げるためには、野菜や海藻、キノコなどのアルカリ性食品を食べると良いです。基本的にこれらの食品は、プリン体が少ないものが多いので、ある程度食べてもプリン体の過剰摂取の心配はないことがほとんどです。しかし、中には若干プリン体が高めなものもあります。

 ここでは、キノコ類の中からヒラタケ(平茸)をご紹介し、痛風の人も食べても大丈夫かを見ていきます。

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ヒラタケ(平茸)とは

 ヒラタケ(平茸)は、その名前から想像つく通り、キノコの一種です。ブナシメジや舞茸やエノキに比べると聞きなれないかもしれませんが、その生息区域は意外と広く、世界中の山林で見ることができます。

 日本では、栽培も盛んに行われており、ほぼ全国でヒラタケ(平茸)は作られています。スーパーでみかける人工的に栽培されたヒラタケ(平茸)は、平べったい傘が幾重にも重なった形をしているものが多いのですが、天然のものは、環境によって形や色に違いが出てきます。

 汁ものや炊き込みご飯、ソテーや天ぷらなど幅広い料理に使うことができますので、日本では昔から食べられてきたキノコになります。

ヒラタケ(平茸)のプリン体

 ヘルシーなキノコ類は、プリン体が多いイメージには結び付きません。実際のところ、キノコ類はプリン体が少ないものが多く、例えばエノキ、ブナシメジ、なめこ、マッシュルーム(つくりたけ)は100g当たりのプリン体量は50mg以下ですので、プリン体はかなり少ない食品ということができます。舞茸になると100g当たりのプリン体量は100mg近くになるので、他のキノコ類に比べると若干多くなりますが、それでもプリン体が多い食品とはなりません。

 では、ヒラタケ(平茸)も同じキノコなのだから、プリン体は凄く少ないだろうと思いきや、他のキノコと比べると、やや高めな100g当たり約140mgとなります(100gの量はホクトさんの商品で言えば以下の商品です)。プリン体が多い高プリン食の基準は、100g当たり200mg以上のプリン体が食品に含まれていることが基準なので、高プリン食まではいきませんが、キノコの中では若干高めのプリン体量をもつのです。

 ただ、1回で100gも食べる人はなかなかいないと思われますので、痛風の人でも、それほど気を遣うこともありません(キノコが好きで100g以上を食べてしまう人は気を付けましょう)。

ヒラタケ(平茸)を食べ過ぎない

 ヒラタケ(平茸)は、ややプリン体が多く含まれているといっても、高血圧予防に良いとされるカリウムや、皮膚や粘膜の炎症によいとされるナイアシン、血液をつくるときに役立つ葉酸などの栄養があります。

 また、食物繊維もあるので腸の調子整えるのにも良い食べ物です。それに加え、もともとキノコ類はアルカリ性食品なので、尿をアルカリ側に傾かせて尿酸の排泄を促進することも期待できます。そういう意味では痛風を予防する意味もあります。

 このように、全く栄養がない食品ではないので、ヒラタケ(平茸)を毎日大量に食べるといった暴食をしなければ、痛風に悪いものではないと言えるでしょう。

[参考記事]
「痛風の人は明太子を食べても大丈夫?明太子のプリン体量は…」

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