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痛風や高尿酸血症を治療する薬を紹介

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 痛風の治療は薬物での治療がメインになりますが、現在どのような薬が使われているのでしょうか。

◆ 治療の種類

 高尿酸血症の状態では血清中の尿酸値を下げる薬を使います(高尿酸血症は血清中の尿酸が7.0mg/dl以上ある状態)。

 しかし、痛風を起こしている状態では、患者さんは痛くて歩けないので生活に支障が出ます。そこで、痛風発作を起こしている最中であれば、先に関節の炎症を抑えて、そのあとで尿酸値を下げる薬を使います。

 また、痛風の前兆時に予防として使用する薬もあるので、患者さんの状態によって薬は選定されます。

◆ 治療の目標値

 痛風発作を起こしている患者さんは炎症を抑える治療をしていても、最終的には尿酸を目標値まで下げる必要があります。体内に溜まっている尿酸結晶は、尿酸値を6.0mg/dL以下にしないと溶け出してきません。このため、当然血清中の尿酸値は6.0mg/dL以下が治療目標になります。

◆ 高尿酸血症の治療薬

 尿酸を下げる薬には2種類があります。2つとも、尿酸値を下げることには変わりはないのですが、尿酸が作られにくいように作用をもつ薬(尿酸生成抑制薬)と、尿酸を体の外に出すように促してくれる薬(尿酸排泄促進薬)の2つのタイプがあります。

 初めに尿酸が作られないようにする薬(尿酸生成抑制薬)の作用に関して説明します。尿酸は、動物の内臓や白子などに多く含まれるプリン体から作られますが、このときにキサンチンオキシダーゼ(XO)という酵素が手助けをして尿酸が作られます。この酵素の働きを阻害することで、尿酸を作れなくするのが尿酸生成抑制薬です。

代表的な尿酸生成抑制薬:アリプリノール、フェブキソスタット

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 尿酸を体の外に出すように促してくれる薬(尿酸排泄促進薬)の作用は尿から尿酸を体の外に出すように促してくれるので、体に溜まった尿酸が減っていきます。

代表的な尿酸排泄促進薬:ベンズブロマロン、プロベネシド、ブコローム
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◆ 痛風が起こる前(前兆時)の治療薬

 痛風発作の前兆期には、コルヒチンを少量用いて発作が起こらないようにします。コルヒチンは下痢、嘔吐などの副作用が起こる場合がありますので注意が必要です。

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◆ 痛風発作時の治療薬

 足が腫れあがって物凄く痛い痛風発作のピーク(痛風発作極期)のときには、非ステロイド抗炎症薬という種類の薬を、短い期間にたくさん投与します。この薬は、痛風の原因である、尿酸値を下げるわけではありません。痛風のピークで、尿酸を下げる薬を使ってしまうと、かえって症状が酷くなることがあるので、痛いときは、まず炎症から抑えてあげます。

 つまり、非ステロイド抗炎症薬で、腫れあがっている関節の炎症と痛みをとってから、尿酸値を下げる薬が使われるのです。

 代表的な非ステロイド抗炎症薬は、インドメタシン、ナプロキセン、オキサプロジン、ブラノプロフェンなどで、いずれも内服薬です。
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[参考記事]
「痛風発作とは」

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