この記事は60代の男性に書いていただきました。
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私は現在60代後半ですが、今までに6回痛風を経験しています。痛風ってホントに痛いです。出来るならば避けたい病と言えます。初めて痛風に罹った時の私は痛さに耐えきれずに、涙を流してしまいました。それでも6回ほど経験を積み重ねるとさすがに涙は流しませんが、それでも耐えられない痛さです。
未発症の方へのアドバイスになるかは判りませんが、気を付けたいことをお伝えします。それは健康診断後に渡される血液検査での尿酸値の数値です。尿酸値の基準は男女共に7.0㎎/dl以下です。
私の場合7.8㎎/dlとなっていて、お医者さんから「何処も痛くないの?」と問い掛けられました。全然痛くなかったので「何時頃から痛くなりますか」と逆質問をしましたが、先生は「もうすぐだね」って答えて下さいました。優しい先生というかウィットにとんだ先生で親近感を覚えた瞬間でした。
日本酒でチビリとやるのが私の趣味で、酒の肴には煮干し、しおから系、漬物系、うめぼし、ウィンナ系を好んで食べていました。お酒のアルコールが痛風に影響したのか、酒の肴のせいなのか、分かりませんが、食生活はあまり気を付けていませんでした。煮干しはプリン体が多いのですが、当時はそんなことも知りませんでした。
痛風によって何処が痛くなったのか
痛風を患った先輩は左足の親指だったと言っていました。通常は足の親指の付け根に痛風発作が現れることが多いと言われています。私は右足の足首です。内側のくるぶしの直ぐ下でした。6回とも右足の足首の発症は珍しいかもしれません。手首や手の指に現れる人もいるので、人それぞれです。
痛風発作の前兆
ずきっ・・ずきっ・・という初期の痛みと同期してその部位が動くことが判りました。これも私だけでしょうか。このずきっ・・が発作の前兆です。
激痛が走る前にチクチクっときます。でも直ぐに消えてしまいます。これはなかなか気が付かないかもしれませんね。私の場合ですが、3回目の発作の時に先生から言われたのが、「忘れてしまいそうな痛みとか痒みとかはなかったですか」でした。その言葉で、「あ~あれだ!」と思い当たることを先生に伝えますと、「それだね」と笑顔でおしえてくれました。 私の経験値から痛風には前触れはあります。
食べ物でのコントロール
尿酸が作られる元となるプリン体は食べ物だけから摂り入れている訳ではありません。細胞が分解される過程でもプリン体が生まれているのです。その割合は、食物から摂り入れるプリン体を2とすると、体内から生まれるプリン体は8。そうです、体内から生まれるプリン体の方が多いのです。
ですので、私は何でも食べています。先生からも「良い薬が出たので、この薬を夕食後に一粒飲むだけでいいから、食べ物の制限はいらない!」と、強く指導されましたのでず~っと信じています。
しかし、制限のない食事を続けていると糖尿病などの他の病気にかかる可能性もあるので、私の真似はしない方がいいかもしれません。
痛風のまとめ
痛風の痛みは言葉では伝えられないほど痛いので、健康診断の尿酸値には注目してください。尿酸値の値が高かったらすぐに生活習慣を改善した方がいいです。痛風発作にはストレスも関わっていますので、それを含めた対策を行なってください。
それでも尿酸値が下がらなかったら病院で診察を受けてください。痛風になる人は、尿酸値が排出しにくい体質、尿酸値が過剰に作られる体質、その両方を併せ持っている体質がありますが、これらも検査で分かります。
その結果、服薬治療になるかもしれません。因みに私が処方されたお薬はフェブリク錠でした。私の痛風発作6回は全てお薬を中断したせいですので、皆様には私の二の舞にはならないで下さいね。
[参考記事]
「足首に起きる痛風の特徴は」
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