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薬を飲まずに痛風を予防し、3年間発作なし

 

この記事は50代の男性に書いていただきました。

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 自己紹介させて頂きます。会社員、59才、あと数カ月で定年を迎えます。3年前に、痛風を患いましたので、その体験談をご紹介します。

■骨折か、と思う激痛
 突然の激痛に襲われました。朝、目覚めると骨折したかと思う痛さです。痛い箇所を確認すると右足の親指の付け根部分で、赤く腫れています。

 なんで、こんなところが、折れた?との思いから徐々に、「まさか、痛風?」という疑いが大きくなりました。

■痛みに耐えかねて 医師の元に
 足を引き摺りながら、近所の掛かり付けの医院に行きました。先生に朝の症状と右足の親指の付け根を見せたところ、「痛風の発作のようだが、念のため血液検査をしましょう」ということになりました。検査結果は、「尿酸値7.4」。尿酸値の基準値は7まですので、それを少し超えています。

 先生は「尿酸値は基準よりもちょっと高いね。しかし、痛風は体質が関係するんだよね。尿酸値が9でも発作が起きない人もいる」とのことです(参考記事「痛風の症状が出ない無症候性高尿酸血症」)。

 薬は、体内から尿酸を排除するタイプと尿酸の生成を阻止するタイプがありますが、発作が収まってから相談しましょう、ということになりました。今日は、痛み止めを出しておきます、ということで本日の診察と治療は終了しました。

■痛風に至る食習慣
 痛風の発作が起きたのは、3年前の4月です。ここまでに至る食生活について簡単に説明しますが、レバーや大正エビのようなプリン体が多く含まれる食品や料理は、好物ではありません。プリン体が多い食品の中で唯一、カツオだけは好んで食べていました。

 ただ、ビール、ワイン、日本酒は好物で毎日食事中に飲んでいました。ビールであれば500ml缶2本、ワインであれば720mlのボトル1本、日本酒は2合。プリン体云々の前にアルコール自体が痛風には良くありませんので、恐らく今回の発作の容疑者です(参考記事「痛風とアルコールの関係」)。

■痛風を予防する
 痛風発作が起こった当時の体重はBMI(体格指数)でいうと「肥満1度」でした。痛風と肥満は相関関係がありますので、会社の帰宅時に駅ひとつ前で降りて歩くことにしました。

 それと同時に糖質の多い食品(パンやお米など)を控えた結果、当時より5キロ痩せました。そして、プリン体を取り込まないこととプリン体を輩出することを心がけました。

 プリン体を取り込まない方法として、ビールをやめて蒸留酒である焼酎にし、カツオは禁止しました。また、プリン体を排出するために、水分補給に心がけました。知人の話でですが、旅行に行ったときに、充分な水分補給をせず歩き回った結果、翌朝痛風発作を起こした経験があると言っていたのを思い出して、水分補給の重要性を再認識しました。

 具体的な水分補給の例は、起床したら、必ずコップ2杯の水分補給と会社に到着したら同じように2杯の水分補給をしています。昼食の時も2杯の水分補給は、欠かせません。帰宅した時も同じく、2杯の水分補給をします。勤務中は、気づいたら水分補給しますので、排出回数は、大きく伸びました。

 私の周りには痛風を患った知人が数多くいます。彼らも薬に依存するのが嫌で当初は、水分補給と食事制限で凌いだとのことでしたが、面倒になり薬を飲むようになったとのことです。でも、それ以来、特に気にせず、何でも食することができるよ、薬を飲んでみたら、と誘惑してきます(笑)

■まとめ
 毎日の運動、水分補給と排出、プリン体の制限を心がけているので痛風の発作は、3年間発生していません。とりあえずは、薬なしで、痛風を飼いならしていく覚悟ですが、尿酸値の検査を兼ねて近日中に主治医の元に治療の相談に行こうと考えています。

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