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塩分の摂り過ぎと尿酸値(痛風)は関係あるの?

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塩分を摂りすぎることで、尿酸値に影響があるのでしょうか。
尿酸はプリン体が分解されてできるものなので、「塩(しお)は尿酸と何も関係ないのでは」と思うかもしれません。
しかし、塩辛いものばかり食べていると、そこから引き起こされる体の異常が、尿酸値に関わってくるのです。

◆ 塩分の摂りすぎから起こる高血圧

塩分をたくさん摂取すると、血液中に塩分(ナトリウム)が多い状態になりますので、薄めようと細胞から水分が血液に入ります。
すると、血液の量が増えて血管の壁に負担がかかり、血圧が高くなります。
血液の量が多くなればなるほど、血管の壁への負担が増えるので、塩分の摂りすぎは高血圧を招きます。

◆ 塩分の摂りすぎは腎臓にも負担になる

塩辛いものばかり好んで食べると、血液中の塩分(ナトリウム)が濃くなり、それを薄めようと水分が細胞から血液に入るので、体は水分が足りなくなり喉が渇きます。
そこで水を飲むと、体液の量が増えます。
余分な塩分や水分は、腎臓から尿を出すことでコントロールしますが、腎臓には負担がかかります。

腎臓が弱って、塩分と水分の調節がうまくできなくなると、余分な水分がむくみとして体に現れるのです。

◆ 高血圧が尿酸値を上げる

塩分の摂りすぎは高血圧を招きますが、この高血圧は尿酸値の上昇に関わってきます。
実は、尿酸値が高い状態である高尿酸血症から痛風を発症している患者さんは高血圧を合併していることが多いのです。

高血圧になると、血管を収縮させ、血圧上昇に関するレニン・アンジオテンシン系が活発になることや、カテコラミンというホルモンの分泌が腎髄質の血流低下を起こし、乳酸が溜まりやすくなります。
すると、この乳酸が存在することで、尿酸排泄がしにくくなり、尿酸値が上昇してしまいます。

[補足]
レニン・アンジオテンシン系・・・血圧の調節機構のことです。
血圧が低くなって腎臓に入る血液量が少ないと、腎臓からレニンという酵素が分泌されます。
レニンによって、アンジオテンシンⅠがつくられ、さらにそれがアンジオテンシンⅡに変換されると血管を収縮させるので、血圧を上昇させます。
また、アンジオテンシンⅡはアルドステロンというホルモンを副腎皮質から分泌させます。
このアルドステロンは塩分を溜める作用があるので、血液量が増えて血圧が上がります。

血圧が上がり、腎臓に入る血液量が多くなると、レニンの分泌が抑制されます。

◆ 血圧の薬による尿酸値の上昇

高血圧になってしまったとき、血圧を下げる薬を使うことで、尿酸値が上がる場合があります。
サイアザイド系降圧利尿薬やループ系利尿薬などは副作用として、尿酸値が上昇することが知られていますので、尿酸値が高い場合は注意が必要です。

◆ 食生活で塩分の摂りすぎには注意

日本人の食生活は、もともと塩分が多いものが揃っていますが、血圧が高めの人は1日の塩分は6g未満にするように努力しましょう。
塩分の過剰摂取から起こるのは、腎臓の機能低下や高血圧だけでなく、尿酸値にも影響します。
余分な尿酸は、尿として体の外に出すので、尿酸値を上げないためにも、腎臓に負担をかけないような食生活を心がけましょう。

[参考記事]
「痛風と果糖や砂糖の摂り過ぎは関係がある?」

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