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ハム、ソーセージ、ベーコンのプリン体量は?痛風の人でも大丈夫?

 

今回はハム、ソーセージ、ベーコンのプリン体量について説明していきます。

まずはハムから行きましょう。ハムで使われている部位ってどこだが分かりますか。ほとんどが「ロース」と「もも」です。ロースは豚の背中や肩の部分、ももは文字通り、足のももの部分です。前者がロースハム、後者がボンレスハムと呼ばれています。

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ハムのプリン体量は

まずは豚肉の部位別のプリン体ですが、帝京大学薬学部物理化学講座の資料を拝見すると以下の通りです。レバーと腎臓以外のプリン体は少なめです(100g当たり100mg以下であれば少ないと判断できます)。

全て100g当たりのプリン体量

首 70.5
肩 81.4
肩バラ 90.8
肩ロース 95.1
肩スネ 107.6
バ ラ 75.8
ヒ レ 119.7
ロース 90.9
ランプ 113
レバー 284.8
タ ン 104
心 臓 119.2
腎臓 195

帝京大学薬学部物理化学講座 薬品分析学教室より引用

ボンレスハムの100g当たりのプリン体は74.2mgですので、プリン体は少ないと判断できます。生の肉よりもプリン体が少ないのは、ハムの方が水分が多いからです。つまり、同じ100gで計測するとハムの方が水分の重さの分、肉の量が減っているからです。それだけですので、基本的には肉とハムのプリン体は同じと考えても大丈夫です。痛風の人でもプリン体という観点からみると食べてもOKです。

ちなみにハム100gとは薄切り10枚分くらいです(製品によって違いますので、目安です)。

ソーセージとベーコンのプリン体量

次にソーセージとベーコンのプリン体についてもお知らせします。ソーセージは腕の部分、ベーコンはバラ肉を使っています。

どちらもハムよりプリン体は少なめです。
〇ソーセージの
100g当たりのプリン体は約50mg
〇ベーコンの100g当たりのプリン体は約60mg
(ソーセージ100gとはだいたい5から6本くらい、ベーコン100gとはよく売られている薄切りタイプ5から6枚分です)

ソーセージとベーコンもハムと同じく、痛風の人でも食べることができます。

痛風の人がお肉系で気を付けるべきはレバーなどの内臓ですので、上記の加工商品はプリン体の観点からは問題ありません。

ただWHOが「ハムやソーセージなどのお肉の加工食品を食べすぎると癌になりますよ」と警告をしているので、あまり食べすぎることはお勧めしません。ですが、WHOによると鶏肉は他の肉と比べて安全だと言っていますので(癌に関して)、鶏ハムを食べるのがいいかもしれません。

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