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体重と尿酸値には相関関係があります。10年分のデータを見せます

 

この記事は50代の男性に書いていただきました。10年分の体重と尿酸値のデータが書いてありますが、見事に相関しているのが分かります。

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バーベキューパーティーの翌日でした。

 2014年10月のある晴れた土曜日、友人の家族と庭でバーベキューパーティーをしました。とても楽しく、いつも以上にビールやお肉を美味しく頂いたのを覚えています。

 ぐっすり睡眠をとった翌日でした、あの痛みが襲ってきたのは。

 朝起きると、右足のくるぶし辺りが痛いのに気が付きました。「あれ?昨日、捻挫したっけ?」「もしかすると、これは寝違え?」といろいろ考えましたが、よくわからず、とりあえずドラックストアに行き、シップを購入し、その日は貼って寝ました。

月曜日、病院にて。

 朝起きると、昨日以上に右足が痛くなり、歩くこともままならず、耐えられなくなりました。すぐにタクシーを呼び、接骨院にいきました。そこで、患部のレントゲンを撮りましたが、「骨には異常ありません」ということでした。

 「もしかして、尿酸値高いですか?」と聞かれ、ハット思いました。まぎれもなく痛風でした。痛み止めとシップを処方してもらいました。また、歩けなかったので、松葉杖も貸してもらいました。そういえば、バーベキューパーティーの一週間前ぐらいから右の足首辺りに、違和感があったのを思い出しました。すごい痛みが出る前に、前兆はあったのでした。

発症後の治療

 痛み自体は5日程でなくなりました。毎日、少しずつ痛みが無くなっていきました。痛みが完全になくなってから、病院で本格的に治療を行いました。その時に病院で測定した尿酸値は、8.0でした。

 「まずは食事に注意してください」と言われ、プリン体が多く含まれている食べ物、制限すべき食べ物の書いたリーフレットをもらいました。それを参考にしながら、食事を注意をして過ごしました。約2か月後に再診し、尿酸値を測定したところ、7.6に下がっていました。その時、薬を飲んで尿酸値を下げるという選択肢もありましたが、私は食事改善を選びました。

発症の心当たり、やはり尿酸値が…。

 もともと尿酸値は高かったです。毎年の健康診断のたびに、尿酸値の欄に*があり、要注意の印でした。「痛風の危険もあります」と言われていましたが、他人事のように思っていました。

 発症したとき、私たち家族は、仕事の都合で福岡県に住んでいました。食べ物が美味しく、特に「海の幸」が特別で福岡に来て、今まで以上にそれらを口にする機会は多くなったと思います。海の幸のプリン体を多く摂取したことも尿酸値上昇の一因かもしれません。

尿酸値は体重が関係しているのかな?

 過去の健康診断の記録(2006年~2016年)を取り出し、尿酸値の毎年の推移を確認してみました。そして毎年の体重の増減を見た時、「これは何か関係があるかも」と思い、過去10年分のデータをグラフ化してみました。

 体重はここ10年で、58から66Kgの間を上下しています。そして、尿酸値の最高は2014年に9.3をマークしています。まさにその年にあの激痛に見舞われました。ご覧のように、明らかに体重の変化と尿酸値の変化には相関関係がありました。

あの痛みを今後、見舞われないために。

 現在、年齢も50歳を過ぎ、特に健康面には気を付けています。特にこの痛風には、注意しています。先に述べましたように、体重の増加には特に気を付けています。日々、心掛けている具体的なポイントは以下の通りです。

 以上の注意そして取り組みにより、体重が落ち、それにつれて尿酸値も下がっています。今のところ痛風の再訪問は何とか防いでいるのが現状です。

[参考記事]
「肥満になると痛風になりやすいの?」

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