この記事は30代の男性に書いていただきました。
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私の痛風の原因はアルコール依存症?
私は、痛風発作を3回経験しています。1回目に発症したときは、ちょうと正座で座っていた時に違和感を覚えたのですが、最初は正座によって関節に異常が起きたのかと思っていました。そのため受診したのは整形外科でした。
そこで医師の問診の結果から「恐らく痛風です。原因は酒の飲み過ぎの可能性が高いです」と言われました(まだ血液検査の結果が出る前)。
私は日本酒を毎日飲んでいました。その量は1リットルです。痛風にはアルコールが良くないと医師は言っていましたが、日本酒はアルコール度数が15%くらいあるので高いです。ビールは5%ですので、日本酒と3倍も違います。その日本酒を毎日1リットルも飲んでいれば痛風にもなりますよね。痛風だけではなくお酒は肝臓にも悪く、健康診断でも肝臓の数値が高かったです。
医師からはアルコール依存症の可能性があるので、詳しい病院で調べてもらった方がいいと言われました。アルコール依存症のチェックをいくつかのサイトで行いましたが、全て「疑いあり」でした。確かに自覚はしていましたが、アルコール依存症と痛風が関係あるとは思っていませんでした。
私の痛風の症状
私の場合、痛風になると左足の親指の付け根の関節が痛みます。痛風発作を初めて経験する大抵の人がこの部位ですが、私も例外ではありませんでした。
赤く腫れて少し触るだけでも激しい痛みが起きます。だから、靴下を履くのも大変でした。とにかく痛いのです。仕事で車の運転しますが、クラッチペダルを左足で踏むので、ギアチェンジの度に気合を入れて痛みに耐えながらペダルを踏んでいました。事故にならなくて良かったです。
病院で医師に患部を見せると「酷いですね」と言われました。沢山、患者を診ている医師が酷いという言葉を発するのですから、それは酷いのでしょう。自分では他の人の患部を見ていないので分かりませんが。アルコール依存症のことを医師が言ったのも、この酷い痛風を自覚させるためでしょう。
病院で診察
病院では問診の後、血液検査を受けました。その結果、尿酸値が9mg/dlあり、非常に高かったので、痛風が確定しました。
そして投薬治療が始まりました。薬は痛み止めと尿酸値を下げる薬を処方され様子を見ました。飲んでいた薬は、ユリノームのジェネリック医薬品のナーカリシンです。この薬は発作時には飲まないように注意を受けました。家で調べると長く飲んでいると肝臓が悪くなると聞いて、お酒で弱っている私の肝臓は大丈夫だろうかと不安に思ったことを覚えています。
痛み止めは効果があり、次の日にはそれほど痛くなくなりました。そして、不安に思いながら尿酸値を下げる薬を飲み続け、一ヶ月ほどしてからまた病院に行き、尿酸値が下がったか、血液検査で確認しました。その結果、まだまだ7mg/dlで高い数値でした。
医師との会話で、痛みがなくなると次の診察の予約があるのに来なくなる人もいるそうですが、私は真面目に通院しました。三ヶ月ほどして尿酸値の値が正常値よりも下がったのでそれで通院も投薬も終了となりました。
ここだけの話ですが、薬を飲みながら酒も飲んでいました(笑)アルコール依存症ですからね。しかし、薬が勝ちました。非常に愚かですが、これがアルコール依存症なのです。
予防のために私が行っていること
医師に言われたのですが、ナーカリシンは、尿酸を尿で排泄するのを促す効果があります。それを聞いた私は薬を止めた後の予防として、水分をたくさん摂って、おしっこを多く出すことを心がけました。水分は主にコーヒーです。コーヒーには利尿作用があるそうで、尿酸の排泄に繋がると考えました。また、野菜や海藻をより多く食べて、尿酸が尿に溶けやすいようにしました。
酒が原因で発症したのですが、痛風に悪いのはビールや日本酒で、焼酎は良いとナインティナインの矢部さんのお父さんがラジオでそう言っていたのを聞いたことがあります。それで医師に焼酎なら大丈夫ですかと聞いたところ、「アルコールは全て同じ」と言われました。残念です(笑)
今後の予防として心がけること
今はお酒もほどほどにしているのか、発症することはありません。「ほどほど」とは800mlくらいの日本酒ですが(笑)発作が出ないのは、よく水分を摂るようになったからかもしれません。
医師に聞いたのですが、痛風は尿酸値が多少高くても発症する人としない人がいて、体質も影響しているそうです。「あなたは体質云々の前にアルコールが問題です」と言われましたが、激しく同意しました。
お前が言うなと言われそうですが、お酒はほどほどにしてくださいね。
[参考記事]
「痛風とアルコールの関係」