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痛風は尿酸の結晶化(尿酸塩結晶)が原因

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 痛風の原因は、尿酸値が高いことにより、尿酸が結晶化することで引き起こされる病気です。尿酸が結晶化する過程と、結晶化することでどんなことが起こるかをご紹介しましょう。

◆ 尿酸とは

 尿酸は、プリン体が分解された後に産出される物質です。プリン体は遺伝情報を司るDNAやRNAの材料になりますので、決して悪い物質ではありません。

 尿酸は通常、体内に一定量保たれていて、多くなると汗や尿などに排泄されてバランスを保っていますが、過剰になると血液中に排出されます。

◆ 尿酸が過剰になってしまうと

 尿酸が、血液中に過剰に存在するとどうなってしまうのでしょうか。血清中の尿酸は7.0mg/dL以上で過剰にある状態、つまり高尿酸血症と呼ばれる状態になります。

 尿酸は、血液などの体液には溶けにくい性質を持っています。体温が低くなったり(特に足が冷えやすい)、血液のpHが低くなって酸性化すると、尿酸が血液に溶けにくくなります。この状態になると、尿酸はナトリウムとくっついてしまい、「結晶」となります。

◆ 尿酸が結晶になってしまうと

 高尿酸血症が持続すると結晶(尿酸塩結晶)を作り、尿酸塩沈着症の原因となります。尿酸塩沈着症になると痛風関節炎、痛風結節、尿路結石、痛風腎(腎臓の機能を低下させ、腎不全に繋がる)になりやすくなるので注意が必要です。

 尿酸が尿酸塩を作ると、針状結晶として関節組織に溜まってしまいます。そして、この結晶が溜まっている箇所(足など)を打撲したり、激しい運動などで刺激を加えたり、または血清尿酸値の急激な変動などがあると、関節腔内に尿酸塩結晶が放出されます。

 放出された尿酸塩結晶を放置しておくわけにはいかないので、白血球などの炎症細胞がやってきて、結晶を除去しようと貧食します。このときに、白血球が炎症性の物質を出すので関節が腫れあがり、激痛を伴う症状(痛風発作)が現れるのです。

◆ 尿酸が結晶化するとあちこちに沈着する

 尿酸が結晶になると、関節に析出して、足を動かすこともできないほどの痛みを伴う痛風発作を引き起こす場合もありますが、この結晶は関節の他にも、皮膚、皮下組織、腱、軟骨などあちこちに付着します。

 また、尿酸塩結晶がお互いにくっついてしまい、肉芽腫(炎症によって生じる塊)を形成することもあります。これを痛風結節といいますが、関節炎とは違って痛みは起こりません。結節の中は、白色のペースト状で、大きくなると皮膚が薄くなって内容物が出てきます。尿酸値を5.0~6.0mg/dLに以下にコントロールすれば半年~1年程度で消失します。

[参考記事]
「痛風の初期の症状とは。痛風は3段階で進行する」

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