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痛風は完治するのか

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 痛風発作は完治するのでしょうか。

 適切な治療を行っていれば症状は治まりますが、体質はすぐには変わらないため根気よく生活や食事の改善を行わなくてはいけません。

 若い人の場合には尿酸の量が多いため、「治った」という状態になるまで10年単位の時間がかかりますが、お年寄りの場合には尿酸の量が少ないため、痛風発作が起きにくくなることが知られています。つまり、お年寄りの方がきちんと生活の改善をすれば痛風は治りやすいということになります。

 痛風の原因は、尿酸値が高いことで尿酸が結晶化して関節内に溜まってしまった結果、関節が腫れあがる病気ですが、尿酸値を正常に保つことができれば、痛風は治り、激痛に悩まされることもありません。

◆ 痛風の原因

 痛風の原因は、尿酸値が高いことにありますが(血清中の尿酸値が7.0mg/dL以上が高尿酸血症)、この尿酸はプリン体が分解された後に残る物質です。プリン体が多く含まれている食品で有名なのは、白子やレバーなどの動物の内臓です。

 実はプリン体は、食品からも摂取されますが、体内でも作られます。プリン体は、細胞内の遺伝情報を司るDNAやRNAの材料になる大事な物質なのですが、ありすぎると尿酸が増えるので問題になります(細胞が分解されるときにプリン体も放出される)。当然、体内で生成されるプリン体は意識してコントロールができません。

◆ 治療の目標値

 高尿酸血症・痛風の治療ガイドラインでは、血清尿酸値を6.0mg/dL以下にすることがベストであると書いてありますので、血清尿酸値を低く維持すれば痛風発作の発症頻度は少なくなります。

 なぜ血清尿酸値を6.0mg/dL以下にすることがベストなのか。この数値が基準になっているのは、体内に溜まっている尿酸塩結晶が溶け出す数値だからです。高尿酸血症になった場合は、6.0mg/dL以下になるようにとにかく尿酸値を下げ、その状態を維持すれば痛風は完治に向かいます。

◆ 痛風の治療

 痛風発作を発症していないけど、血清中の尿酸値が6.0mg/dL以下になっていない場合、生活指導によって尿酸値を下げます。尿酸値が高い原因は、大体は生活が不規則であったり、食生活の乱れですので、プリン体の多いものを極力食べないことや水をたくさん飲むなどの生活指導が入ります。できたら、水に重曹を溶かして飲んでください(重曹の目安は1日3g(約小さじ1杯)から5g)。そうすると尿がアルカリになりますので、尿酸が溶けやすくなります。

 痛風発作を発症していないけど尿酸値が8.0mg/dL以上だと、薬物による治療になります。痛風発作の症状が出ている場合も薬による治療になりますが、炎症を抑えたあとに高尿酸血症の治療になります。

 以上のように、痛風になっても薬物治療や食生活や生活習慣を改善すれば治る病気ですが、そうなる前にビールなどのアルコールを飲み過ぎないなどの対策を行ってください。

[参考記事]
「痛風とは一体どんな病気?」

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