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偽痛風とは何?痛風とは違うの?

 

 偽の痛風と書くくらいですから、偽痛風の症状は、痛風に似ていると何となく予想はできると思います。では、痛風と何が違って、どうやって区別するのでしょうか。

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◆ 偽痛風とは何?

 偽痛風の正式な病名は「ピロリン酸カルシウム結晶沈着症」と言います。この病気は、関節の軟骨と関節腔(関節液)の中にピロリン酸カルシウムという物質の結晶が溜まる(沈着)ことで関節炎が起こります。

 痛風は、圧倒的に男性が多い病気ですが、偽痛風は男女両方がなる可能性があります。

◆ 偽痛風の原因

 先ほども言いましたが、偽痛風が起こるのは、ピロリン酸カルシウムが結晶になってしまい、関節に現れることが原因です。しかし、どうして関節にピロリン酸カルシウムの結晶が溜まる(沈着)のかについては良く分かっていません。

◆ 偽痛風の症状

 偽痛風の症状は、関節炎なので、痛みと腫れが起こります。関節炎の症状は、膝、ひじ、手首、足首などの抹消関節に起こりますが、足が動かせないくらいの激痛が起こる痛風と比べて、偽痛風の発作は、痛み方がさほどではありません。

 痛風の発作は、通常、足の親指の付け根の関節など一か所に症状が現れますが、偽痛風は色々な箇所に同時に起こるケースもあります。

◆ 偽痛風の診断

 痛風は関節から尿酸塩結晶が出てきますが、偽痛風では当然この結晶は見られません。結晶が関節炎を引き起こすにしても、偽痛風はピロリン酸カルシウム結晶が原因です。

 関節液を採って、顕微鏡で観察する診断方法は、痛風も偽痛風も一緒なのですが、結晶の種類でどちらの病気か判断できます。

 また、痛風では、X線の撮影をしても、尿酸塩結晶は分かりません。しかし、ピロリン酸カルシウムの結晶は、X線上で結晶化している写真が見られますので、偽痛風の診断ができます。

◆ 偽痛風の治療

 炎症を起こした関節は、非ステロイド抗炎症薬(NSAID)を使用して軽減させます。発作を何度も起こさないようにするために、コルヒチン(痛風でも使われる薬)を使うこともあります。偽痛風の原因である、ピロリン酸カルシウム結晶を取り除くための薬や予防薬はまだ開発されていないので、痛みを抑える対処療法が治療の中心になります。

 患者さんの中には偽痛風による関節の損傷や変形がみられる場合がありますが、このような関節を元に戻すことは難しくなります。現在、壊れてしまった関節の効果的な治療はないのですが、理学療法による関節機能を維持する方法はありますので、まずは病院で医師と良く相談しましょう。

[参考記事]
「痛風とは一体どんな病気?」

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