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痛風の夫について妻として気を付けている生活習慣

 

この記事は40代の女性に書いていただきました。

……..

 今回は妻から見た夫の痛風について書きたいと思います。痛風の経緯や気を付けている生活習慣についてです。

 夫はとにかく大のビール好きで、発泡酒など邪道だと言わんばかりにビールを堪能する日々を送っておりました。あの辛い痛みを知るその日が、段々近づいていることとは知らずに。

 夫の痛風は遡ること13年前33歳の時に発症いたしました。初めは足首の軽い捻挫程度しか考えていなかったようです。整形外科にも見てもらったのですが、痛みの症状が軽すぎたのと、患部が足首だったので痛風とは診断されませんでした。足首にも痛風は起こりますが、内科の医師でないと判断するのは難しかったのでしょう。

 痛風と診断されず相変わらずのビール三昧、妻としては少しでも健康の事や家庭の出費を気にしてほしい・・・そう思っている日々でした。

 それから約3年が経ち、とうとうその日がやって参りました。そう、本格的な痛風発作が発症したのです。夫37歳の時でした。8月の暑い日だったかと思います。

 朝は普通に出勤したものの、夜10時位には何やら足を引きずって帰宅しました。かなり痛そうです。本人に聞くと夕方から左の足首に痛みを感じ、それが徐々に増してきたとの事。電車通勤をしていたので、階段の上り下りなど痛いながらも無理して歩いて来たようです。痛いようでしたがまだそれほど腫れも無く、外見から何かを判別できる状態ではありませんでした。

 この段階では夫婦ともにまだ痛風の「つ」の字も頭には全くありません。痛いながらも原因が解らず、普通に夕飯を食べ、いつもの晩酌をし、お風呂に入り0:00頃には就寝。

 就寝時には、更に痛みが増しているようで先ほどより足首が腫れているのが判ります。更に時間が経つにつれ足首が腫れ上がって行くのが判ります。夜中の3時を過ぎた頃、夫の痛みはピークに達しているようで、まさに「悶絶を打つ」とはこのこと。足首はパンパンに腫れ上がり、患部はかなりの熱を発しているようです。早速、夜間病院へ連絡を入れタクシーで診療へ向かいました。これで初めて痛風発作と発覚、以後痛風との長いお付き合いが続いております。

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痛風とは10年以上のお付き合い

 現在、夫は46歳。前述の痛風発作を年間2~3回ほど発症をしています。決まって春から夏の4月~8月に発症します。ちょうど、水分が汗で抜ける頃です。今年も4月に1回発症しております。痛風発症から13年以上経っているのですが、定番の親指には出ず、右足首・左足首ランダムに痛風発作が起こります。もちろん、どちらに発作が出るかは「神のみぞ知る」です。

薬は1日3回、
①ベンズブロマン錠50mg×1錠
②ウラリット配合錠×1錠
を現在も服用中です。
 他にお薬は発作時の為にロキソプロフェンNa錠、ボルタレンサポ(座薬)は必ず常備してあります。

 そんな夫に妻の私が一番気をつけている生活習慣が水分の補給の徹底です。薬の効果なのか朝の排尿時には良く出るのですが、昼間は少ないとのことで、必ずコーヒー(無糖、アイス)を入れた水筒を渡します。利尿作用で尿酸値を下げるのが目的です。缶コーヒー代も馬鹿にはならないですし、糖分は更に別の病気を誘発させるので必ずブラックです。

 次に気を付けている生活習慣は食事です。もちろんプリン体が多い食品は使用しないのが原則ですが、牛肉では赤身、鳥胸・ササミを中心に使い料理をします。レバー以外の部位はプリン体が少ないので、その他どんな部位も使います。

 晩酌はあれだけ好きだったビールからチューハイに代わりました。飲む量は毎晩500ml2本です。お酒はアルコール自体が痛風には良くないのですが、あれもこれも制約をかけてはストレスが溜まるので、お酒の管理は任せています。会社での付き合いもあるので、週に1回くらいべろべろになって帰ってきます(笑)

 あとはしっかり睡眠を取らせることに気を付けています。睡眠不足でいつも体調を崩すクセがあるので注意しております。ストレスも痛風の原因となるそうなので、そういう意味もあって睡眠時間を多くするように言い聞かせています。まるで子供のようですが、生活習慣として定着するにはうるさいくらい言わないと分かりませんので。

合併している他の病気

 痛風の人はかなりの確率で高血圧持ちです。夫も高血圧です。最高血圧が180mmHgを越えることも度々あります。なるべく薄味にするなど食生活には気を付けているつもりですが、なかなか高血圧は良くなりません。

 妻の私が痛風も高血圧も本人以上に体調管理には気を配っているのですが、お酒が止められない以上まだ痛風や高血圧とのお付き合いは続きそうです。中々本人は今の生活習慣を大きく変える気持ちが無いようで、妻の身にもなってほしいのですが。

 痛風発作が出た時にはその痛みに後悔するのですが、収まれば元の生活習慣にすぐに戻ってしまいます。このまま学習しないまま、年を取っていきそうですので、死亡保険の金額を増やそうと考え中です(笑)怖い怖い。

[参考記事]
「足首に起きる痛風の特徴は」

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COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 2 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. 初めまして。
    私も痛風を持つ主人おりまして、色々読み漁っては痛風通を増していっております。笑

    現在、海外に居住しており、主人は外国人。随分前から不健康な食生活だったのは言うまでもありません。
    アルコール類も大好きです。
    現在は42歳、痛風歴は5、6年といったところでしょうか?段々悪化を辿ってます。先々月末には私が以前使用していた松葉杖状態に。

    ただ、痛風発作原因というのは、発症部所の違いと同じ様に異なる様ですね。
    ウチは多少のビールは大丈夫そうです。

    ただ、何を食べたら、飲んだら発作が起きるのか未だに生体実験中なのです。
    それで、先日見つけたのが、果糖ブドウ糖。そんなに甘い物好きでは無いのですが、少しづつこれらのファクターが重なって発症しているのでは無いかと思っています。

    毎回、疑問に思うのですが、原因となる飲食物を体内に取り込んでから発症するまでの時間はどの位なのでしょうか?それによって、原因の突き止め方が変わって来るので、その情報を探しているのですが、なかなか見つかりません。

    原因の飲食物も多岐に渡るので、それを避けると一体何を作れば良いのやら、、、。糖尿病食より種類が多い気がしています。

    発作が起きた時にビデオか写真を撮って、暴飲暴食時に本人に見せようかと思う時もある程、「喉元過ぎれば何とやら〜」ですよね。笑
    発作の痛みもさることながら、やはり怖いのは合併症ですよね。
    あー、妻の心、夫知らず、、、です。

    • なるほど、旦那さんも痛風ですか。
      まず、「痛風」と「痛風の症状」の原因は違います。
      「痛風」の自体の原因は生活習慣が悪すぎること。
      そして、「痛風の症状」の原因は上からストレス、肥満、アルコール全般(ビールだけではなく)、プリン体の多い食品の摂取です。

      おっしゃっている果糖ブドウ糖も良くないです。
      砂糖や果糖はATPを消費しますが、このときに尿酸が産出されます。
      そうすると尿酸値が上がって、痛風発作になりやすくなります。

      基本はまずは太っているのであれば痩せることですね。
      私は糖質制限を2年していますが、尿酸値は2.7mgくらいです。
      少なすぎて困っているくらいです。
      http://xn--cjr779cefd22b.com/gout

      ですので、糖質制限はお勧めです。

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