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痛風の合併症である尿路結石のせいで便器が真っ赤に(実例)

 

 私が痛風になったのが38歳の時でした。現在、48歳ですので痛風とは十年目の付き合いになります。発症後、直ぐに今までの生活スタイルを変えられたぐらい痛風の痛さは辛く我慢できないものでした。

 投薬治療や食生活の改善などで、痛風発作はその後数回程度で済んでいます。夏の暑い時、汗をかき過ぎて水分補給が十分でなかった時などに発作が起こりました。ですので、スポーツや外での作業時には、水分補給に特に注意しています。

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痛風の合併症を発症

 痛風になるような生活を10年送ってきた為か、痛風の合併症である「痛風結節」が右足親指付根にでき、靴選びが大変なこともありましたし、最近では「尿路結石」になってしまいました。

 尿路結石も痛風発作と同じくらい痛く、苦しいものです。尿路結石になる前日は休日恒例の草野球チームの練習に午前中参加し、水分補給をしっかりしながら楽しんで帰ってきました。午後からは、趣味のDVD鑑賞を行なっていました。すると、首から背中にかけて筋肉痛のような症状が出て、体全体が少し熱を持っているような感じがしてきましたが、「午前中の練習で頑張り過ぎたかな」と思い、気にせずにいつもの生活を送っていました。

 月曜日の朝になっても微熱や背中の筋肉痛のような症状は変わりませんでしたが、休むほどでもなかったため出勤しました。痛風の発作用にと持っていたロキソニンを飲むと朝の身体の状態は気になりませんでした。そんな日が、3日続きました。

 しかし、木曜日の早朝、突然の背中から腰に向けての激痛で目が覚めました。立つことも出来ず、妻にロキソニンを飲ませて貰いました。痛みには波がありましたが、一向に和らぐことがなく、仕方なく病院へ行こうと準備をしていました。突然、尿意を感じトイレに行くと、血尿が出て、便器が真っ赤になってしまいました。初めは尿路結石の詳しい症状を知らなかったので、不治の病を疑いました。

病院での検査と診断

 病院にて、日曜日からの症状を話しました。内臓に何らかの原因があるのではないかと、エコー検査や尿検査を行いました。しかし、エコー検査や尿検査では分からないのでCT検査を受けるよう指示され、大学病院を紹介されました。大学病院では、もう一度エコー検査を受けました。その時に、結石が微かに映りました。

 そして、尿路結石の可能性があるとの事でCT検査を受け、場所の特定を行いました。小さな結石であったものの引っかかっている場所が悪く、尿路の狭い部分であった為に激痛が波のようにきました。大学病院であった為、体外衝撃波破砕術のできる衝撃波発生装置があった為、1日の入院治療で済みました。

 膀胱には、体外衝撃波破砕術では破砕できない結石がCTで発見できた為、投薬によりアルカリ性の尿を排出させて結石を溶かす「ウロカルン錠」を1回2錠を服用し治療を行いました。

 医師には「おそらく痛風の合併症です。あなたは尿酸を排出しにくい体質のようです。痛風発症者の3割の人が、尿路結石になるとの報告が出ています。また胆石の可能性も普通の方より痛風発症者はリスクが高いです」と言われました。

 痛風になってから、食生活を改善して血液検査も正常値に戻ってきたと喜んでいた時期だったのに、と医師に問いかけてみました。すると、改善がなければもっと怖い合併症になっていたかもしれないとも言われました。

 痛風患者は高血圧症や肥満、高中性脂肪、高コレステロール血症などになるリスクも高いようです。今後も、合併症にならないよう、食生活に注意したり、適度な運動と水分補給をしたりして自分の体質のとも上手に付き合い、合併症のリスクを減らして行きたいと思っています。

[参考記事]
「[痛風の合併症] 尿酸値と尿路結石は関係あるの?」

「痛風には尿路結石、糖尿病、高血圧などの合併症があるって本当なの?」

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