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痛風になりやすい体質は存在する

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自分の家族は、父が痛風だし、兄や弟も痛風の原因である尿酸値が高めだ、というような話をしている人を聞いたことがないでしょうか。
痛風の原因は、食生活だから、贅沢病だからと思われている病気ですが、家族内に痛風になる人が何人かいると、「自分は痛風になりやすい体質なのでは?」と考えます。
痛風になりやすい体質はあるのでしょうか。

痛風になりやすい体質は存在する

痛風は体の中の尿酸が多すぎる高尿酸血症という状態が続くと、その尿酸が結晶化して関節に溜まることで起きる病気です。
そのせいで、炎症が起こり、激痛に悩まされることになります。
尿酸は、誰しも体の中にあるものですが、多すぎると問題なので、いらない尿酸は、体の外に出さなければなりません。
しかし、この体の外に尿酸を出す力は、男性か女性、遺伝的な要因などによって個人差として現れます。
逆に、尿酸を作る力が強い体質も遺伝的な要因などによって現れる場合もあります。
痛風の原因となる高尿酸血症は、食生活の乱れによって起こると言われますが、実際のところは、食事の影響は2割程度で、尿酸を排泄する力の低下や、尿酸がたくさん作られてしまう体質的な原因が、なんと8割程度をもしめるのです。

男性女性の差

痛風は、ご存知の方も多いかと思いますが、男性に圧倒的に多い病気です。
これは、女性の場合、女性ホルモンの影響で、腎臓から尿酸を体外に出す力が男性より優れているところによるものです。
もちろん、女性も痛風に絶対ならないとは言えないのですが、遺伝的な原因があったり、よほど食生活が悪くない限り、男性より痛風なりにくい体質なのです。

尿酸を体の外に出しにくい体質

東大の研究グループが、日本人の痛風患者さんの遺伝子を調べてみたところ、尿酸排泄に関する遺伝子を発見しています。
尿酸の排泄に関係するABCG2遺伝子が、変異を起こすことによって、痛風の患者さんは、「尿酸排泄低下型」という腎臓から尿酸を体の外に出しにくい状態になります。
痛風患者さんのなんと8割にこの遺伝子の変異が見られ、普通の人に比べて尿酸を排泄する力が弱い体質になってしまうのです。

尿酸をたくさん作ってしまう体質

尿酸を排泄するのが普通の人より困難な体質なことから、高尿酸血症になる場合もありますが、逆に尿酸がたくさん作られてしまう体質のために、高尿酸血症になる人もいます。
この「尿酸産生過剰型」というタイプの高尿酸血症になると、腎臓から尿酸を排泄する機能は正常でも、作る量が多いので自動的に体に尿酸が蓄積されてしまうのです。

対処法

尿酸値が高い場合、いくら食事の影響が2割程度といえ、食べ物に気をつけることは必須です(参考記事「痛風になりやすい食べ物(食品)、なりにくい食べ物」)。
プリン体が多いレバーなどを食べ過ぎないことやアルコールを控えることが大切です。
それと軽い運動も組み合わせて、肥満にならない努力が必要です。
肥満と痛風は強い関係性がありますので、体を動かす習慣を身につけましょう(参考記事「肥満になると痛風になりやすいの?」)。

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