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痛風の症状が出ない無症候性高尿酸血症

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関節が痛いわけでも、尿路結石が出ているわけでもなく、特に目立った症状がないのに尿酸値が高いときはどうすればよいのでしょうか。
関節が腫れる、痛風おなじみの症状がでれば、当然治療を考えますが、どこが痛いわけでもないのに、尿酸値が高いというだけで、薬物などによる治療をする必要はあるのでしょうか。

◆ 尿酸値が高いが、主な症状がないとき

血清中の尿酸値が、7.0mg/dL以上であると高尿酸血症と言われます。
これが関節が腫れて、物凄い痛みに襲われる、痛風発作の原因です。
血清中の尿酸値が、基準値の7.0mg/dLを超えると、この症状が出る可能性は十分にあります。
尿酸値が高いと、尿酸が結晶化して体の色々なところに出てきてしまうので、尿路結石や痛風結節になる可能性もあります。

しかし、尿酸値が基準値をオーバーしているにも関わらず、これらの症状がでない場合もあります。
この高尿酸血症だけれども無症状の状態を「無症候性高尿酸血症」といい、痛風の症状が出ているときの高尿酸血症とは、治療の方針が変わってきます。

◆ 無症候性高尿酸血症の治療法

痛風の症状がない場合での高尿酸血症では、尿酸値の数値にもよりますが、基本は生活指導によって尿酸値を基準値以内(6.0mg/dL以下にするのが望ましい)にします。
日本痛風・核酸代謝学会による「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」の高尿酸血症の治療指針によると、高尿酸血症ではあるが、合併症がなく関節炎などの症状もない場合、尿酸値が9.0mg/dL以上ではじめて薬物治療をする基準と考えられています。
しかし、高尿酸血症から起こる尿酸塩沈着症(痛風発作、痛風結節、尿路結石など)の症状がないが、高血圧やメタボリックシンドローム、糖尿病などの合併症があって、血清尿酸値が8.0mg/dL以上だと、薬物治療をする基準と考えられています(参考記事「痛風には尿路結石、糖尿病、高血圧などの合併症があるって本当なの?」)。

◆ 症状がでなくても尿酸の結晶化は起こっている

無症候性高尿酸血症の段階に入ると、すでに体の中に尿酸がいっぱいいっぱいの状態なので、尿酸の結晶化がはじまります。
症状がないからといって、放っておくことはお勧めできません。
こうなると、いつ何時、あのとてつもなく痛い痛風の症状が出てもおかしくありません。
場合によっては尿酸値が9.0mg/dLまで行かなくても薬物治療になる場合もあるので、生活習慣の改善や食事の改善を積極的に行ってください。

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